美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

体力維持のため、カロリー高そうなものをもりもり食べた。
野菜だけの1週間と、植物の汁だけの1週間で痩せるだろうから、今のうちに少し太っておこう。



メイドさんに詳しいスケジュールも聞いた。
2週間はお城にいて、最後の1週間は場所を移すらしい。
なんとかの森って言ってた。
逃げるのは、その時だね。
お城は人が多すぎる。



今の私は意外と自由ではある。
部屋から出ることだって許されている。
どこに行くにも、メイドさんが二人、くっついては来るけど。
気分転換だと言って、お城の中を歩き回り、足腰を鍛えることにする。
逃げる時に、もたついてたらすぐに捕まってしまうもの。







「えっ…そうなの?」

野菜だけの食事に変わった。
葉物だけじゃなくて、蒸したじゃがいもみたいなものも入ってるから、思った程、お腹は減らない。
だけど、お酒はもう飲めないみたい。
お菓子もなし。
ちょっと残念だね。
体力が落ちないように、じゃがいも風のものをたくさん食べる。
もちろん、お城内のウォーキングも欠かさない。
数日して、クラウディアが来たから、私は心を入れ替えたふりをした。



「女王様に体を使っていただけるのは、名誉なことです。」

そう言って、私はにっこりと微笑んだ。
クラウディアも満足そうだった。