美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

子供の成長は本当に早い。
寝てばかりだった末っ子も、いつの間にかヨタヨタとだけど歩けるようになった。



(私…ようやくこの世界に根を張れたのかな?)



異世界から勝手に呼び出された先人たち…
悲しみを乗り越え、何も無かったこの場所にこんな大きな世界を作った。
文明はまだ遅れてるかもしれないけれど、ここには発展した私たちの世界がなくしてしまったものがいろいろある。



もうスマホもネットも私には必要ない。
そんなものとは比べ物にならない程の幸せがあるから。



「……どうかしたのか?」

「いえ、ただ幸せだなぁと思いまして…」

「私もだ。
私を幸せにしてくれたのは君だ。」

「そして、私を幸せにして下さったのはあなた…」



私たちは顔を見合わせて、微笑んだ。



「父上、母上、なにを話されているのですか?」

「幸せについてだよ。」

「私は今、とても幸せです。」

「それは良かった。
だが、私達だけではなく、民達が皆、幸せになるように頑張らねばならないな。」

セバスチャンは、王子の頭を優しく撫でた。



ここが私の国…
もう迷いは無い。
私は、一生、この家族とこの世界で生きていく……