美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

「シャール王子は退位させるが、城にはこのまま置いて欲しいと言われた。
二度と、シャール王子をベルガアートには来させないし、必ずや、あやつを真っ当な人間にすると約束して下さった。」



シャール王子が真っ当な人間になんてなれるだろうか?
なんだか無理そうだけど、親としては見捨てられないんだろうな。



「それで、王様はどう答えられたのですか?」

「そこまで言われたら仕方がない。
承諾した。」



まぁ、難しいところなんだろうね。
こっちがそれを承服しなかったら、もしかしたらこじれて、下手したら戦争…なんてことにもならないとは限らないもの。



「甘いと思われるかもしれないが…」

「いえ、そうは思いません。」

うんうん、わかるよ。
国王としては、自分の感情だけでは決められないんだよね。



「こちらも詳しいことは話さなかった。
だから、シャール王子があんなことをした理由もきっとわからないだろう。」

そうだね。
説明しようと思ったら、いろんな話をしないといけないもんね。
私が侍女をしていたことはきっとあまり言いたくないだろうね。
貴族の娘が侍女なんて、辻褄が合わないもんね。



「侍女とイーゼルの事についても、おふたりはあまり詳しいことはご存知ない。
ただ、シャール王子が侍女とイーゼルを使い、私たちに酷いことをしようとしたとだけ、伝えた。」

本当のことを知ったら、きっとビックリされるだろうなぁ。