美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

(わぁ……)



セバスチャンの寝室に入ったのは初めてだ。
私の部屋より少し広くて、ベッドも一回り大きい。



セバスチャン、なんだか良い香りがする。
セバスチャンも香油を塗られたのかな?



「あの……」

「わ、わかってます!!」

「いや、その…先に、この前の説明をしておきたいのだが…」

「え?」



この前の説明…?
あ、イーゼルのこと?



「は、はい。聞かせて下さい。」

「それでは……」



寝室を通り抜けて、私たちは隣の部屋に行った。



「お茶の用意を頼む。」

「かしこまりました。」



セバスチャンと向かい合わせに座った。
なんとなく、目を合わせるのが気恥しい。
今からは、話をするだけなのに。



すぐにお茶が用意された。
美味しそうな果物も付いている。



「君は果物は好きか?」

「はい、大好きです。」

「それは良かった。
このライカンは実がたくさん実るから、こういう日に食べることになってるんだ。」



え??……あ、子供がたくさん生まれる、とかいう縁起担ぎ?
そんなことを思ったらちょっと恥ずかしいけど、早速、食べてみた。



(美味しい!)



りんごのようなしゃきしゃきした食感で、桃に似た良い香りがする。
味はやっぱり桃に近いかな。
とても甘い。



「菓子のように甘いのだな。
実は、ライカンを食べるのは私も初めてなんだ。」

どこか照れたように、セバスチャンが話した。