美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

次に目が覚めたのは、夕飯前だった。
起こされるまで、夢も見ずに熟睡していた。



夕食時のセバスチャンはまたもいつもと変わりない。
あまり考えすぎるのも良くないかと、気にしないことにした。



夕食後はいつも通りの入浴だったのだけど…



「こ、これは何?」



浴槽に、赤い薔薇に似た花がいっぱい浮かんでた。



「聖なるロザリアの花です。」



今回の入浴はいつもとは違っていた。
念入りに体を洗われ、ロザリアの浴槽にも何回も浸けられ、最後には香油のようなものを塗り込められた。
明らかにいつもとは違う。



お風呂から上がったら、せっかく洗ったばかりの顔にまた化粧を施され、髪も結い上げられ、いつもよりゴージャスな夜着を着せられた。



何、これ?
ま、まさか…!!
きゃ、きゃあ!



私は侍女さんに付き添われ、セバスチャンの部屋への扉の前にいた。



「では、失礼します。」



侍女さんは私をそこに置き去りにして去っていった。



え?これからどうしたら良いの?



戸惑いながら扉の前に突っ立っていると、不意に扉が開いた。



「ミライ……」

片手を差し出し、にこやかに微笑むセバスチャン…



わぁ、ついに、この時が来たんだね。
高鳴る胸を押さえながら、私はセバスチャンの手を取った。