美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。





「王様バンザイ!」

「王妃様バンザイ!」

「おめでとうございます!」



バルコニーの下には、国民が押し寄せていた。
皆が手を叩き、祝福の声をかけてくれる。



すごく緊張はしたけれど、なんとなく良い気分にもなって来た。
それは、皆が好意的だからかもしれない。
セバスチャンの呪いが解け、戻って来たことや、セバスチャンを陥れた首謀者が女王だったことは、御触書によって広められた。
だけど、その姿を国民の前に現したことはまだなかった。
だから、元気で美しいセバスチャンを見て、皆も安心したのかもしれないね。
私はオマケみたいなものだけど、私にも民は好意的だ。



なんだか、感慨深いよ。
ただの事務員だった私が、王妃様だなんてね。
ずっと好きな人さえいなかった私が、今はセバスチャンを愛している。
そりゃあ、気になることはいっぱいあるけど、でも、ここに連れて来られたことは、あながち悪いことばかりではなかったよね。
私の世界では、絶対に体験できないことを、私は今体験してるんだもんね。



考え事をしている間も、私は微笑みと手を振ることを忘れない。



私は自分の運命を受け入れるよ。
この国で、生涯、セバスチャンと一緒に生きていく。
王妃として…