美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

「あ、そうだ。今日、魔法使いが城に来たんだ。
クラウディアが亡くなったことがもう噂になっているらしい。」

早いね。ネットもテレビもないこの世界でも、噂は意外と早く流れるんだね。



「クラウディアさんの後釜として雇って欲しいということですか?」

「そうだ。イーゼルという魔法使いなのだが、今まで城に仕えたことはないらしい。
各地を放浪し気ままに暮らしていたが、そろそろ落ち着きたくなったらしい。」

「雇うおつもりですか?」

「迷っている。
確かに、城には魔法使いがいるのが一般的だ。
戴冠式や結婚式が済んだら、お触れを出し、募ろうとは思っていたのだが…」

セバスチャンは歯切れが良くない。
きっと、クラウディアに酷い目にあわされたから、魔法使いにはトラウマみたいなものが出来てしまったんだろうな。



「魔力はどの程度なんですか?」

「それは、本人にしかわからない。
イーゼルは、自分のことを大魔人だと言っていたが、そのような者が城に仕えていないのは、何かおかしいような気がする。」

「王様がおかしいと思われるならやめておかれては?」

「大臣たちがきっと答えを出すだろう。」



そっか、なんでもセバスチャンの独断ではいかないんだね。
臣下が決めることも多いんだろうね。