美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

「それで、誰かと付き合っていたのか?」

「いいえ、それが私は今まで好きになった人が居なくて…
好きになったのは、王様が初めてです。」

「えっ!?」

セバスチャンはかなりびっくりしたのか、今まで見たことのないような顔をした。
そりゃあ、まぁ、そうだよね。
信じられないだろうなぁ。



「神の祝福だ!」

「え?」

「諺にあるじゃないか。
初恋同士の婚姻は、死ぬまで離れない、と。」

え?そうなの?
私たちの世界では、初恋は実らないっていうんだけど。
ま、そんな無粋なことは言わない方が良いね。



「良かった、じゃあ、私たち、ずっと一緒ですね。」

「もちろんだ。」

見つめ合う目と目…
あぁ、なんだか幸せだな。
これが、愛ってものなのかな?



「私…王室のことどころか、この世界のこともまだよくわかりません。
でも、精一杯頑張ります。」

「ありがとう。
心配や不都合があったら、なんでも言ってくれ。
全力で君を幸せにするからな。」

セバスチャンの言葉に、満ち足りた気分になる。
そうだ、私にはセバスチャンがいてくれる。
だから、怖いものは無い。



(あ……)



「あ、あの…こんな時になんですが、女王はどうなさるつもりなんですか?」

「それなのだが、まだ思案中なんだ。
女王には、先王に毒を盛った嫌疑もあるが、証拠は無い。
私にも酷いことをした。
処刑にも値すると思うのだが、長い間この国を護ってきた聖君だと言う者も少なくは無いんだ。」

あぁ、そういえば、ダグも女王のことを守り神みたいに言ってたね。
そんな人が一定数いるんだね。
信じられないよ。