「今は異界渡りは法で禁止されてますよね?」
「はい、もう645年前から禁止されてます。」
「そんなに昔から!?なぜですか?」
「当時はクライドさんももう亡くなって久しく、純血種もあまりいませんでしたし、なによりクライドさんは我が子にさえ、異界渡りの術を伝承しなかったということです。
それでも、その術に憧れ、挑む者がいました。
しかし、それらはことごとく失敗し、呼び出された者は無惨に死んだと言います。
それで、当時のサーマリー王が異界渡りを禁止としたのです。」
(無惨に…?)
「あの、無惨にっていうのは?」
「異界渡りが失敗すると、呼び出された人間はまるで壊れた人形のように、ねじれ、押しつぶされた状態でこちらに送られます。
それは本当に目を覆いたくなるような惨状だったと言います。」
もしも、クラウディアさんの術が失敗してたら…
私もそんな風になって死んでたのかな。
そう思ったら、無事にこちらに来られただけ、まだ運が良かったのかなって思えた。
(あ、そうだ!)
「そういえば、クライドさんはどうしてもこの世界から出ることは出来なかったらしいですが、それはクライドさんだけですか?
呼び出された人で、元の世界に戻った人はいないのですか?」
私の質問に、ルネスは首を振った。
「はい、もう645年前から禁止されてます。」
「そんなに昔から!?なぜですか?」
「当時はクライドさんももう亡くなって久しく、純血種もあまりいませんでしたし、なによりクライドさんは我が子にさえ、異界渡りの術を伝承しなかったということです。
それでも、その術に憧れ、挑む者がいました。
しかし、それらはことごとく失敗し、呼び出された者は無惨に死んだと言います。
それで、当時のサーマリー王が異界渡りを禁止としたのです。」
(無惨に…?)
「あの、無惨にっていうのは?」
「異界渡りが失敗すると、呼び出された人間はまるで壊れた人形のように、ねじれ、押しつぶされた状態でこちらに送られます。
それは本当に目を覆いたくなるような惨状だったと言います。」
もしも、クラウディアさんの術が失敗してたら…
私もそんな風になって死んでたのかな。
そう思ったら、無事にこちらに来られただけ、まだ運が良かったのかなって思えた。
(あ、そうだ!)
「そういえば、クライドさんはどうしてもこの世界から出ることは出来なかったらしいですが、それはクライドさんだけですか?
呼び出された人で、元の世界に戻った人はいないのですか?」
私の質問に、ルネスは首を振った。



