美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

それからも忙しい日々が続いた。
でも、そんなある日の午後、ぽっかりと時間が出来た。
だから、私はすぐに語り部を呼んでもらった。



「王妃様、お呼びですか?
語り部のルネスです。」

連れて来られた男性は、背が高く、落ち着いた感じの人だった。
ハロルドとはかなり違うタイプだ。



「あ、お忙しい中、お呼び出しして申し訳ありません。
実は、知りたいことがありまして…」

「どんなことでしょう?」

「先日、セバ…いえ、王様が教えて下さった歌のことなんです。」

「歌?」

「はい、昔から歌い継がれてる歌だと聞きました。」

私は歌はあまりうまくはないけど、最初のあたりを歌って聞かせた。



「創世の歌ですね。」

「そうなんですか?
この歌は、異界から連れて来られた人の歌だと思うのですが…」

「なぜ、そう思われるのですか?」

「歌詞がそうなっていますから。」

私がそう言うと、ルネスは目を大きく見開いた。



「王妃様は、あの歌詞がお分かりになるのですか!?」

「はい。」

私は昨夜書き留めた歌詞の紙をルネスの前に差し出した。