美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

私はそのことをセバスチャンに話してみた。



「そんなことなら構わないが。
時間が出来たら、侍女に語り部を呼びに行かせれば良い。」

「確か、語り部さんはハロルドさんでしたよね。」

「語り部は常に三人いる。
無論、ハロルドもその中の一人だ。」

そうなんだ。
あ、語り部が死んだ時、困らないようにかな?
この世界には文字はあるのに、語り部がいるんだね。



なんだか興奮していた。
どんなことがわかるのかはわからないけど、なんとなくワクワクした。



すぐにでも聞きたかったのだけど、お風呂に入れられたり、採寸や生地選びがあったり、なんだかんだと忙しく、気が付けばやもう夕食の時間になっていた。
残念だけど、今日は語り部さんに会うのは無理そうだ。



食事の時はセバスチャンに会う。
知らなかったんだけど、私の部屋は扉でセバスチャンの部屋と繋がってるらしい。



「今日は語り部には会えたのかい?」

「いいえ、それがけっこう忙しくて…」

「そうか、すまないな。
私の戴冠式までは、しばらく大変かもしれないが、頑張ってくれ。」

「はい。」



セバスチャンはきっと私以上に忙しいんだろうな。
でも、そんな愚痴は一切言わない。
せむし男として過ごしてた時間は長いけど、それでもやっぱり、庶民とは違うよね。