美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。

確かに、せむしだったセバスチャンは気持ちが悪かった。
でも、今は全然違う。
それに、セバスチャンにはならず者の町でとてもお世話になった。
彼が良い人だということは、その時からわかってた。
だから、嫌いなわけはない。
むしろ、初めてときめきを感じた人でもある。



(だけど……)



クラウディアの件は、怖かった。
セバスチャンの知らなかった一面を見てしまったような気がする。
優しい彼の中にある、激情的な性格を。



「それに…私は見た目には若いが、実際には長い時を生きている。
せむし男の間、私は年をとることがなかったんだ。」



そうなの?
あ…そりゃあ、そうだよね。
体を取り替えながら生きながらえてきた女王と同じように生きてるんだもんね。
そうじゃなきゃ、セバスチャンはとっくに寿命が来てるはずだ。



でも、そんなことは気にならない。
セバスチャン、長い間生き抜くのは、とても大変だっただろうなって思うだけ。



「私には誇れるようなものは何も無いが、君のことは大切にする。
君を幸せにするためなら、私はなんだってするつもりだ。」



(セバスチャン…)



彼の真っ直ぐな瞳を見ていたら、私はもう何も言えなくなった。
私も確かにセバスチャンのことが好きだ。



でも、彼の気持ちを受け入れるということは、元の世界に帰ることを諦めるということ。
そう思うと、すぐには返事が出来なかった。