美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。





ベルガアートまでの旅は順調だった。
幸いなことに、シャール王子が追いかけて来ている気配は無い。



そして、セバスチャンと一緒だということがとても気分が良い。
なんだかウキウキしてしまうんだよね。
人を見かけで判断したらいけないと思うんだけど、やっぱり、人それぞれ好きな見た目ってあるよね。
私は、セバスチャンの見た目が好きなんだね。
今までそんなこと思った人はいなかったのに、セバスチャンの顔を見るだけで、幸せな気分になってしまう。
我ながら、こりゃ重症だ。



帰りには、またジャックの家に立ち寄った。



「もしかして、あの人があんたの許嫁か?」

ジャックが、耳元で囁いた。



あ、そうだったね。
ジャックのプロポーズを断るために、昔からの許嫁がいるって言ったんだ。




「は、はい、そうなんです。」

「サリーナで一緒に暮らすんじゃなかったのか?」

「ちょっと事情が変わりまして…」

「そうか。でも、まぁ、良かったじゃないか。
ずいぶんと男前だから、浮気されないように気を付けろよ。」

「は、はい。ありがとうございます。」

私はそう言って愛想笑いを浮かべた。