美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。





「ミライ、そろそろ返事を聞かせてもらえるか?」

お茶の時間に、ついに王子から訊かれてしまった。



「は、はい。
王子様、大変申し訳ないのですが、このお話はなかったことにしていただきたいと思います。」

「……断ると申すか?」

「は、はい。」

「なぜだ?」

「わ、私などには王子様はもったいないと思います。
こんな私が王子様の側室だなんて、そんな恐れ多いこと…」

極力、王子のプライドを傷付けないように、話したつもりだ。



「…そうか。」

王子は、カップに残ったお茶をぐいっと飲み干した。



「そなたの気持ちはよくわかった。」

やはり、王子は物分りが良いね。助かったよ。



「確かに、そなたの言う通りだ。
そなたは、名誉も財産もなく親もいない。
さらには読み書きさえ出来ない。
そんな者が私の側室だなんて、そんな馬鹿な話はない。」

「え…?」

「私がそなたには相応しい相手をみつけてやろう。」

「え?い、いえ、そんなことは…」

「誰かおらぬか?」

王子の声に、数名の侍女が現れた。



「ミライを部屋に連れて行け。」

「えっ!?」

「私が良いというまで、部屋から一歩も出してはならぬ。」

「えっ?な、何を…」

私は両側から腕を掴まれ、引きずられるようにして、部屋に連れて行かれた。