美人爆命!?異世界に行ってもやっぱりモテてます。





「ね?私の言ったことは本当だったでしょ?」

「う、うん、そうだね。」

「だから、王子の侍女はお給金も良いでしょう?」

「え?そうだっけ?」

お城にいるとお金を使うことがほとんどないから、お給金は袋に入ったまま、開けてみてもいなかった。
そっか、夜のお相手料も加算されてるんだね。
でも、私はまだお呼びがないけど。



「あなた、実家に仕送りとかしてないの?」

「私には家族がいないから。」

「えっ!そうなの?」

「う、うん。」



いないって言うしかないもんね。
セバスチャンに言ったように、両親は馬車にはねられたことにしておいた。



「そっか、ミライってけっこう苦労してるんだね。」

「まぁ、そうだね。」

苦労っていうか、不運だけどね。
さすがに、ここよりずっと文明の進化した異世界から、魔法で無理やり呼び出された、なんて言えないけれど。



「ねぇ、それはともかく、私はいまだに王子からお呼びがないんだけど、なんでだと思う?」

「不思議だよね。
ミライもとても可愛いのに、なんでだろ?
何か、特別な理由でもあるのかな?
って、でも、もし呼ばれたらどうするの?」

「えっ!?そ、それは…」



確かに困るよね。
でも、立場上、断れる?
多分、無理だよね。
断ろうと思ったら、侍女をやめることになるのかな。
それは困るけど、う~ん、どうすれば良いんだろう。悩むなぁ。