浅蘇芳─asakisuo─
恋愛(ピュア)
完
13
宝ひかり/著
- 作品番号
- 1703186
- 最終更新
- 2024/01/20
- 総文字数
- 171,074
- ページ数
- 597ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 91,180
- いいね数
- 13
俺は朝都でなく、森高君と呼ばれる
存在になってしまった。
~
森高 朝都(もりたか あさと)は
明るくさっぱりした性格で、
どこにいても誰といても
楽しめるような性格だった。
*
そんな朝都が大学でたまたま再会したのは、
子供の頃に仲の良かった
渡守 あかり(わたしもり あかり)。
あかりの転校以来、顔を合わせておらず、
元気で明るかったはずのあかりは
別人のように大人しくなっていた。
朝都でなく「森高君」と呼ぶあかりは
ほんの小さく笑って目を伏せていた。
自分の知るあかりはもういないし、
あかりの知る自分の姿ももうなかった。
執筆期間 2023.07.30~09.16
表紙イラスト:たろたろ様
- あらすじ
浅蘇芳(あさきすおう)とは、
明るく渋い紅色のことです。
蘇芳は弦楽器の弓の素材としても使われていますが、
蘇芳染という染物にも使用されています。
しかし残念ながら、色褪せしやすい色として
認識されているようです。
可愛らしい色ですが、
儚げなイメージがピッタリかなと思い
タイトルを名付けました。
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