「え、菫ちゃん作ったことないの?雪国育ちなのに?」
「はい。向こうに住んでいるときは周りの子たちが動きたがりで活発な子が多かったんで雪が積もると、雪合戦かスキーかの二択でした」
「僕も、雪だるま作るの初めてだな。というか、雪を見ること自体初めてだ」
蓮くんの発言に対して「え?」と私と楓さんの声が重なった。
「そうなの?」
「うん。だって、僕は南の方で育ったから。」
「そっか。確か、五島列島出身って言ってたよね?」
思い返してみると、彼は自己紹介の時にそんなことを言っていた。
私が一度は行ってみたいと思っている場所だ。
「だからかな、雪が降る寒さは尋常じゃないね。慣れてないから」
確かに、蓮くんは私と同じくらい防寒対策をしている。
「なんだよ。お前、男のくせにこんなんで寒いとか言ってたら頼りがいないぞ」
そう言いながら、雪だるまを作る楓さんはジャンパーこそ着ているものの、マフラーもしていないし、手袋も雪遊びをするには不向きなものをしている。
しかし、彼本人は全く気にならないみたいだ。
結局、三人とも雪だるまを作ったが、結果は最初から分かっていた通り、一番やる気のある楓さんが一番イケメンな雪だるまを作っていた。
言い換えると、形の整った雪だるまだった。
私と蓮くんが作ったものは、不格好な出来上がりで楓さんに馬鹿にされた。
最初はそこまで乗り気ではなかったものの、作ってみると案外愛着が湧いてくる。
三つの個性豊かな雪だるまを眺めているとき、大家さんの家から桃李さんが出てきてその雪だるまを写真に撮り始めた。
「いいねえ・・・。かわいい雪だるまじゃないか。それにしても、かなり雪が積もったねえ・・・。東京でこんなに積もったのはいつぶりだろうか。これはこのままにしとくと、凍って危ないね」
桃李さんは私たちより厚着をしているものの、寒さで凍えている。
「僕たち、暇ですし、ここら辺雪かきしましょうか?」
「しといた方がいいかも。このまま、夜になったら雪が固くなって危険だと思う」
私が蓮くんの意見に同意すると、桃李さんは顔をくしゃっとして大変嬉しそうな顔をした。
「じゃあ、お願いしてもいいかな。ありがとうね」
桃李さんのためとなると、必ず張り切るのが、楓さんだ。
早速、脇に置いてあったスコップを持ってきて雪かきを始めた。
「はい。向こうに住んでいるときは周りの子たちが動きたがりで活発な子が多かったんで雪が積もると、雪合戦かスキーかの二択でした」
「僕も、雪だるま作るの初めてだな。というか、雪を見ること自体初めてだ」
蓮くんの発言に対して「え?」と私と楓さんの声が重なった。
「そうなの?」
「うん。だって、僕は南の方で育ったから。」
「そっか。確か、五島列島出身って言ってたよね?」
思い返してみると、彼は自己紹介の時にそんなことを言っていた。
私が一度は行ってみたいと思っている場所だ。
「だからかな、雪が降る寒さは尋常じゃないね。慣れてないから」
確かに、蓮くんは私と同じくらい防寒対策をしている。
「なんだよ。お前、男のくせにこんなんで寒いとか言ってたら頼りがいないぞ」
そう言いながら、雪だるまを作る楓さんはジャンパーこそ着ているものの、マフラーもしていないし、手袋も雪遊びをするには不向きなものをしている。
しかし、彼本人は全く気にならないみたいだ。
結局、三人とも雪だるまを作ったが、結果は最初から分かっていた通り、一番やる気のある楓さんが一番イケメンな雪だるまを作っていた。
言い換えると、形の整った雪だるまだった。
私と蓮くんが作ったものは、不格好な出来上がりで楓さんに馬鹿にされた。
最初はそこまで乗り気ではなかったものの、作ってみると案外愛着が湧いてくる。
三つの個性豊かな雪だるまを眺めているとき、大家さんの家から桃李さんが出てきてその雪だるまを写真に撮り始めた。
「いいねえ・・・。かわいい雪だるまじゃないか。それにしても、かなり雪が積もったねえ・・・。東京でこんなに積もったのはいつぶりだろうか。これはこのままにしとくと、凍って危ないね」
桃李さんは私たちより厚着をしているものの、寒さで凍えている。
「僕たち、暇ですし、ここら辺雪かきしましょうか?」
「しといた方がいいかも。このまま、夜になったら雪が固くなって危険だと思う」
私が蓮くんの意見に同意すると、桃李さんは顔をくしゃっとして大変嬉しそうな顔をした。
「じゃあ、お願いしてもいいかな。ありがとうね」
桃李さんのためとなると、必ず張り切るのが、楓さんだ。
早速、脇に置いてあったスコップを持ってきて雪かきを始めた。
