「あ~、いいんだよ、そんなことは気にしなくて」
適当にあしらわれたような気がするが、何か事情があるような様子だったので、私はそれ以上詮索しなかった。
まだ、そこまで詮索していいほどの関係ではないだろう。
「だから、二人で分けて持っていってくれ」
「じゃあ、有難くいただきます」
私と蓮くんで段ボールの中身を確認していると、蓮くんが段ボールの中にあったみかんを手にして、目を輝かせながら「これ、紅まどんなですよね」と言った。
「え、何かブランド品ですか?」
「そうそう。すっごく甘いみかんです」
「え~、そうなんだ。よく知ってるね」
「そんなたいそうな物、送ってきてたのか・・・。知らなかったな」
楓さんはそのように呟いている様子を見ると、今まで送られてきた段ボールは中身をまともに確認すらしていなかったのかもしれない。
それにしても、楓さんはかなり裕福な家庭の生まれなのではないか。
それは、この家にお邪魔した時から感じていたことだ。
あのパソコンも相当高いに決まっている。
そこら辺の学生が買えるようなものではないだろう。
とりあえず、二人で高級品が混ざった食材を分け終えた。
結局、ほとんど私が貰うことになったけれども。
こんなに貰ったので何かお礼をしたい思い、あることを思いついた。
「今日は、もう夕飯食べました?」
「まだ、食べてないです。」
「俺も。そういや腹減ったな。」
「じゃあ、鍋しません?」
こんなに大量に良い食材があるのだ。野菜もあるし。
それに、いつも一人鍋で寂しい思いをしているのでたまには、誰かと鍋をつつきたい気分だった。
「夏に鍋か~」
「夏の鍋も意外に美味しいですよ」
私はもうトマト鍋を作る気満々だった。
「鍋・・・。良いですね、やりましょうよ」
蓮くんの同意により、流れるように決定した。
最初は渋っていた楓さんも乗り気になったようだ。
「じゃあ、作り終わったらラインするんで。そしたら私の家に来てください!」
私は久しぶりに気分が上がっていた。こんなに豊富な食材を使って鍋ができるのだから。
最後に、誰かと鍋を食べたのはいつだっただろう。
高校二年の二月に白澄の家に集まり、みんなで鍋パーティーをしたのが最後であるような気がする。
あの時は年上の私も白澄も陽翔も不器用で使い物にならなかったので、年下の日向にお世話になった記憶がある。
適当にあしらわれたような気がするが、何か事情があるような様子だったので、私はそれ以上詮索しなかった。
まだ、そこまで詮索していいほどの関係ではないだろう。
「だから、二人で分けて持っていってくれ」
「じゃあ、有難くいただきます」
私と蓮くんで段ボールの中身を確認していると、蓮くんが段ボールの中にあったみかんを手にして、目を輝かせながら「これ、紅まどんなですよね」と言った。
「え、何かブランド品ですか?」
「そうそう。すっごく甘いみかんです」
「え~、そうなんだ。よく知ってるね」
「そんなたいそうな物、送ってきてたのか・・・。知らなかったな」
楓さんはそのように呟いている様子を見ると、今まで送られてきた段ボールは中身をまともに確認すらしていなかったのかもしれない。
それにしても、楓さんはかなり裕福な家庭の生まれなのではないか。
それは、この家にお邪魔した時から感じていたことだ。
あのパソコンも相当高いに決まっている。
そこら辺の学生が買えるようなものではないだろう。
とりあえず、二人で高級品が混ざった食材を分け終えた。
結局、ほとんど私が貰うことになったけれども。
こんなに貰ったので何かお礼をしたい思い、あることを思いついた。
「今日は、もう夕飯食べました?」
「まだ、食べてないです。」
「俺も。そういや腹減ったな。」
「じゃあ、鍋しません?」
こんなに大量に良い食材があるのだ。野菜もあるし。
それに、いつも一人鍋で寂しい思いをしているのでたまには、誰かと鍋をつつきたい気分だった。
「夏に鍋か~」
「夏の鍋も意外に美味しいですよ」
私はもうトマト鍋を作る気満々だった。
「鍋・・・。良いですね、やりましょうよ」
蓮くんの同意により、流れるように決定した。
最初は渋っていた楓さんも乗り気になったようだ。
「じゃあ、作り終わったらラインするんで。そしたら私の家に来てください!」
私は久しぶりに気分が上がっていた。こんなに豊富な食材を使って鍋ができるのだから。
最後に、誰かと鍋を食べたのはいつだっただろう。
高校二年の二月に白澄の家に集まり、みんなで鍋パーティーをしたのが最後であるような気がする。
あの時は年上の私も白澄も陽翔も不器用で使い物にならなかったので、年下の日向にお世話になった記憶がある。
