「東京のことですよ。私は、北海道出身だったんで。東京の夏がどんな感じかまだ、わからなくて」
あの場所より暖かい場所を求めてやってきた。
こっちに来れば、あの場所とは何かが違うだろうという望みをかけてこの土地までやって来たのだ・・・・。
「え、お前。北海道なの?随分、遠いところから来たんだな」
そう言われて、私は改めて、遠い場所に来たことを実感した。
「ちなみに、蓮は、どこ出身なの?」
「僕は、長崎の五島列島の出身です。知ってます?五島列島って小さな島。小さいけど海が綺麗で良い所です」
「知ってる、知ってる。テレビで見たことあるわ」
確かに、よくテレビで紹介されている。確か、五島列島出身の有名な女優さんとかもいた記憶がある。
その女優さんは中学生の頃、雑誌の撮影のために、船や新幹線を乗り継ぎ往復五時間ほどかけて、東京に来ていたとテレビで言っていた。
でも、本当に小さな島で誰かが生活しているといより、観光地のイメージが強かったので、こんな近くに五島列島出身の人がいるなんて不思議な感じがした。
「私も知ってます。ずっと、行ってみたいと思っていたんですよね・・・」
私がそう言うと、楓さんは何故か、私の方を見て驚いていた。
「俺は、暑いの苦手だからな~。東京にいても耐えられないのに、南の方へ行ったら死にそう・・・・」
彼は、自分が暑い場所で生活する想像をしたのだろうか。表情がげんなりしている。
「案外、暮らしやすくて快適ですよ。湿気が少ないんで。僕はむしろ寒い方が苦手です」
「私もです」
私も寒いのが苦手だ。楓さんの話からすると、東京はよほど暑いみたいなので、寒さを感じる日は少なそうで良かった。
「ちなみに、楓さんはどこ出身なんですか?」
そう蓮くんが聞いた。
このような所で、一人暮らしをしているのだから、彼も地方出身なのだろう。
「え、俺は東京だよ。昔から今までずっと東京」
予想外だった。東京に実家があるのに東京で一人暮らししているなんて。
「良かった、良かった。気が合うみたいで。あと、もう一人君たち以外にも住人がいるからその子とも今度話してみなよ」
横から私たちの様子を静かに見ていた桃李さんがふと呟いた。
「あ~、桜さんな」
楓さんはその人のことを知っているようだった。
あの場所より暖かい場所を求めてやってきた。
こっちに来れば、あの場所とは何かが違うだろうという望みをかけてこの土地までやって来たのだ・・・・。
「え、お前。北海道なの?随分、遠いところから来たんだな」
そう言われて、私は改めて、遠い場所に来たことを実感した。
「ちなみに、蓮は、どこ出身なの?」
「僕は、長崎の五島列島の出身です。知ってます?五島列島って小さな島。小さいけど海が綺麗で良い所です」
「知ってる、知ってる。テレビで見たことあるわ」
確かに、よくテレビで紹介されている。確か、五島列島出身の有名な女優さんとかもいた記憶がある。
その女優さんは中学生の頃、雑誌の撮影のために、船や新幹線を乗り継ぎ往復五時間ほどかけて、東京に来ていたとテレビで言っていた。
でも、本当に小さな島で誰かが生活しているといより、観光地のイメージが強かったので、こんな近くに五島列島出身の人がいるなんて不思議な感じがした。
「私も知ってます。ずっと、行ってみたいと思っていたんですよね・・・」
私がそう言うと、楓さんは何故か、私の方を見て驚いていた。
「俺は、暑いの苦手だからな~。東京にいても耐えられないのに、南の方へ行ったら死にそう・・・・」
彼は、自分が暑い場所で生活する想像をしたのだろうか。表情がげんなりしている。
「案外、暮らしやすくて快適ですよ。湿気が少ないんで。僕はむしろ寒い方が苦手です」
「私もです」
私も寒いのが苦手だ。楓さんの話からすると、東京はよほど暑いみたいなので、寒さを感じる日は少なそうで良かった。
「ちなみに、楓さんはどこ出身なんですか?」
そう蓮くんが聞いた。
このような所で、一人暮らしをしているのだから、彼も地方出身なのだろう。
「え、俺は東京だよ。昔から今までずっと東京」
予想外だった。東京に実家があるのに東京で一人暮らししているなんて。
「良かった、良かった。気が合うみたいで。あと、もう一人君たち以外にも住人がいるからその子とも今度話してみなよ」
横から私たちの様子を静かに見ていた桃李さんがふと呟いた。
「あ~、桜さんな」
楓さんはその人のことを知っているようだった。
