頻繁に女性を自分の家に連れ込んでいることを除けば、少しチャラいけど、感じの良い人だ。
まだ、私が勝手に築いたイメージが完全に崩れたわけではないけれど、以前から持っていた印象が今日で少し変わり始めている。
ご飯の準備ができ、皆で机に座った。
「いただきます」
大きな皿に入ったそうめんを机の真ん中に置き、そこから自分の分を取って、つゆに浸して食べる。
鍋形式だ。それに盛り沢山の野菜。
楓さんいわく、こうやって一つの皿で一緒に食べるのがそうめんの醍醐味らしい。
「あの、私、聞きたいことあるんですけど、いいですか?」
「何だ?」
私は一度、食べることを止めて、持っている箸を置き、目の前に座っている二人と改めて向かい合う。
「あの、同じアパートに住んでいるのに、私たちお互いのことを何も知らないなと思って・・・・。もっと詳しく自己紹介しません?名前だけじゃなくて」
「確かに、そうだね。またこういうこともあるかもしれないし」
蓮さんも私と同じように箸を置いて言った。
そして、そうめんをすすりながら私たちの提案を聞いていた楓さんも箸を置いて、自己紹介を始めた。
「俺は、三橋大学理工学部の二年生。好きなことは建築物を見ること」
「え、同じです」
私は楓さんと同じ大学であることに驚き、彼の自己紹介が終わるのと同時にそう言った。
「え、建築物好きなの?」
「あ、いや。そうじゃなくて、大学が」
「なんだ、菫ちゃんも建築好きなのかと思ったよ」
そう言うと、彼はわかりやすく残念そうな顔をした。
ともかく、楓さんが三橋大学ということは、ここにいる三人が同じ大学ということになるのではないか。
「じゃあ、私たちみんな同じ大学ということになりますね」
「え、何?蓮くんも同じなの?」
「はい。僕も三橋大学です。経済学部ですけど・・・」
「菫ちゃんは?」
「あ、私も経済学部ですよ」
「そういえば、二人、さっき顔見合わせた時驚いてたよな。元々、知り合いだったの?」
知り合いなのだろうか・・・・。
いや、知り合いというより、私が一方的に知っていただけなので知り「合って」はいない。
でも、それをこの場でどう説明すればよいのだろうか。
授業がたまたま同じで、彼に自分と同じ雰囲気を感じて、気になっていたので顔を覚えていましたなんて言えない。
ここは何て答えるのが正解だろうか。
まだ、私が勝手に築いたイメージが完全に崩れたわけではないけれど、以前から持っていた印象が今日で少し変わり始めている。
ご飯の準備ができ、皆で机に座った。
「いただきます」
大きな皿に入ったそうめんを机の真ん中に置き、そこから自分の分を取って、つゆに浸して食べる。
鍋形式だ。それに盛り沢山の野菜。
楓さんいわく、こうやって一つの皿で一緒に食べるのがそうめんの醍醐味らしい。
「あの、私、聞きたいことあるんですけど、いいですか?」
「何だ?」
私は一度、食べることを止めて、持っている箸を置き、目の前に座っている二人と改めて向かい合う。
「あの、同じアパートに住んでいるのに、私たちお互いのことを何も知らないなと思って・・・・。もっと詳しく自己紹介しません?名前だけじゃなくて」
「確かに、そうだね。またこういうこともあるかもしれないし」
蓮さんも私と同じように箸を置いて言った。
そして、そうめんをすすりながら私たちの提案を聞いていた楓さんも箸を置いて、自己紹介を始めた。
「俺は、三橋大学理工学部の二年生。好きなことは建築物を見ること」
「え、同じです」
私は楓さんと同じ大学であることに驚き、彼の自己紹介が終わるのと同時にそう言った。
「え、建築物好きなの?」
「あ、いや。そうじゃなくて、大学が」
「なんだ、菫ちゃんも建築好きなのかと思ったよ」
そう言うと、彼はわかりやすく残念そうな顔をした。
ともかく、楓さんが三橋大学ということは、ここにいる三人が同じ大学ということになるのではないか。
「じゃあ、私たちみんな同じ大学ということになりますね」
「え、何?蓮くんも同じなの?」
「はい。僕も三橋大学です。経済学部ですけど・・・」
「菫ちゃんは?」
「あ、私も経済学部ですよ」
「そういえば、二人、さっき顔見合わせた時驚いてたよな。元々、知り合いだったの?」
知り合いなのだろうか・・・・。
いや、知り合いというより、私が一方的に知っていただけなので知り「合って」はいない。
でも、それをこの場でどう説明すればよいのだろうか。
授業がたまたま同じで、彼に自分と同じ雰囲気を感じて、気になっていたので顔を覚えていましたなんて言えない。
ここは何て答えるのが正解だろうか。
