浴衣を着てきたからには、特別な言葉を期待しているわけではないけれど、何か感想を言ってくれないと寂しい。
だから、到着して早々に、陽翔が言及してくれたのは素直に嬉しかった。
「あれ?白澄、日向たちは?」
無言で呆然と立っている白澄に聞いた。ここにいる二人以外、他に誰も見当たらない。
「あいつら、それぞれ学校の友達と行くって」
「そっか~。まあ、確かに同級生といるほうが楽しいか」
残念だったけれど、そういうことならしょうがない。
「よし。まず、花火始まる前に飯を買いに行こうぜ」
陽翔は仕切り直すように言ったので、「行こう!行こう!」と私は陽翔の呼びかけに応じた
「二人とも、食べられる分だけにしろよ」
このように白澄が注意するのは毎年のことだ。
出店を回り、時には射的を時にはヨーヨー釣りを合間に挟みながら、焼きそばとかチョコバナナなど祭りっぽいものをとりあえず全部買った。そして、買う度にじゃんけんして、負けた人が払うという罰ゲーム的要素も入れて楽しんだ。
「ちょっと、私の負けた回数多くない?」
見事にじゃんけんに負け続けて、ほとんど私が奢ることになった。
「菫は相変わらずじゃんけん弱いな」
白澄は負けて悔しがっている私をからかってきた。
「まあ、こればかりは真剣勝負だから、しょうがないよね。二人とも私に感謝して大事に食べなさい」
そんな風に冗談を言い合いながら歩いていると、毎年花火を見ている場所に着いた。
地元の人のみぞ知る場所だ。人が少なく快適に花火を見ることができる。
三人で一つのベンチに座り、膝に先ほど買った食料を広げて食べ始める。
肘が隣にあたりそうになるので注意しながら・・・。
小さいときは、同じように一つのベンチに三人座っても余裕だったのに。
「祭りの焼きそばは格別だね~」
私がそう言うと白澄は麺をすすりながら同意した。
「うん、そうだな。うまい」
白澄は何でも美味しそうに食べるので、いつも見ているこっちが幸せな気持ちになる。
「やっぱ最高だな」
陽翔が同じことを言うので左を見ると、彼はチョコバナナを食べていた。
「先に甘いもの食べるの?」
「いいだろ、別に。自由だろ、食べる順番は」
「そうだけどさ・・・、チョコバナナ食べた後に焼きそばとか絶対食べる気にならない」
その後、私と白澄がチョコバナナを、陽翔が焼きそばを食べている時、一発目の花火が打ちあがった。
だから、到着して早々に、陽翔が言及してくれたのは素直に嬉しかった。
「あれ?白澄、日向たちは?」
無言で呆然と立っている白澄に聞いた。ここにいる二人以外、他に誰も見当たらない。
「あいつら、それぞれ学校の友達と行くって」
「そっか~。まあ、確かに同級生といるほうが楽しいか」
残念だったけれど、そういうことならしょうがない。
「よし。まず、花火始まる前に飯を買いに行こうぜ」
陽翔は仕切り直すように言ったので、「行こう!行こう!」と私は陽翔の呼びかけに応じた
「二人とも、食べられる分だけにしろよ」
このように白澄が注意するのは毎年のことだ。
出店を回り、時には射的を時にはヨーヨー釣りを合間に挟みながら、焼きそばとかチョコバナナなど祭りっぽいものをとりあえず全部買った。そして、買う度にじゃんけんして、負けた人が払うという罰ゲーム的要素も入れて楽しんだ。
「ちょっと、私の負けた回数多くない?」
見事にじゃんけんに負け続けて、ほとんど私が奢ることになった。
「菫は相変わらずじゃんけん弱いな」
白澄は負けて悔しがっている私をからかってきた。
「まあ、こればかりは真剣勝負だから、しょうがないよね。二人とも私に感謝して大事に食べなさい」
そんな風に冗談を言い合いながら歩いていると、毎年花火を見ている場所に着いた。
地元の人のみぞ知る場所だ。人が少なく快適に花火を見ることができる。
三人で一つのベンチに座り、膝に先ほど買った食料を広げて食べ始める。
肘が隣にあたりそうになるので注意しながら・・・。
小さいときは、同じように一つのベンチに三人座っても余裕だったのに。
「祭りの焼きそばは格別だね~」
私がそう言うと白澄は麺をすすりながら同意した。
「うん、そうだな。うまい」
白澄は何でも美味しそうに食べるので、いつも見ているこっちが幸せな気持ちになる。
「やっぱ最高だな」
陽翔が同じことを言うので左を見ると、彼はチョコバナナを食べていた。
「先に甘いもの食べるの?」
「いいだろ、別に。自由だろ、食べる順番は」
「そうだけどさ・・・、チョコバナナ食べた後に焼きそばとか絶対食べる気にならない」
その後、私と白澄がチョコバナナを、陽翔が焼きそばを食べている時、一発目の花火が打ちあがった。
