本能が誰かを求めてる



誠様の笑顔に圧倒された




20代と言っても過言では無いくらい美しい




奥様も



「こちらこそ、うちの杞憂を選んで頂きありがとうございます。」





「いえ、決めたのは息子なんでね。びっくりしたよ、散々お見合い断ってきた息子が杞憂ちゃんなら結婚するって言い出したから。」




「父さん恥ずかしいから」







本当に息子さんは頬を少し赤く染めている





見るからに嘘偽りのない家族だ






私たちよりも権力があるはずなのに






羨ましくないと言えば嘘になるけど、でも私はこの両親に期待しない






だって期待した結果がこれなのだから





「杞憂ちゃん、どーしたの?暗い顔してるよ?」





誠様が心配そうに聞いてきた





まずい、そうゆうつもりじゃなかった






「いえ!私を選んでくださったのが不思議で思わず考え込んでしまいました。」







「杞憂さん、父がごめんね。あまり深く考えないで欲しいな。俺は杞憂さんとなら結婚したいなと思ったんだよ。だから杞憂さんさえ良ければ俺と結婚しませんか?」