午前6時
私はすぐ執事の声で起きる
もし1分でも遅れたなら
殴られて強制的に起こされる
最初は怖くて痛かったけど、お父様の指示であることが分かってからは何も感じない
この執事はお父様が絶対
私が痛がってたって怖がってたってお構い無し
「お嬢様、今日は奥様よりお呼びがかかっております。今から朝ごはんの準備を致しますので、それまでにお着替えお願いします。」
そう言って颯爽と去っていく執事
とりあえず着替えないと何されるか分からないから着替える
お母様からお呼び出しがかかったってことは多分お見合いだよね
華奢で美しいものそしてちょっと動きやすいものに着替えた
「お嬢様、お食事が用意出来ました。居間へとお越しくださいませ。」
ドアの向こうでいつも通り毎日決まった言葉を並べ、去っていく
はぁ…行くか。