いつかまた会えたなら

紙袋を受け取ると、ずしっと50枚近い手紙の重さが男の腕にかかった。

男はその重みだけで泣きそうになったが、ぐっと堪えた。

そして、娘さんにお礼を言うと彼女の家を出た。