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「前に、弥生が私の悪口言ってたって、言ってたよね?」
ひと気のない渡り廊下で、結は震える声でそう聞いていた。
あのデマは全く信用されなかったと思っていたけれど、今回のことで蒸し返されたのだろう。
私は眉を下げて残念そうな表情をして見せた。
「うん。言ったよ」
「あれって、本当だったの?」
その質問に私は頷く。
しっかりと結の目を見て、嘘はついていないと思い込ませる。
つい視線を外してしまいそうになるけれど、結の鼻先辺りを見つめることでどうにか回避できた。
「そっか……」
結の顔が歪む。
今にも泣き出してしまいそうだ。
「じゃあ、私に水をかけたのも、弥生だったのかも」
「前に、弥生が私の悪口言ってたって、言ってたよね?」
ひと気のない渡り廊下で、結は震える声でそう聞いていた。
あのデマは全く信用されなかったと思っていたけれど、今回のことで蒸し返されたのだろう。
私は眉を下げて残念そうな表情をして見せた。
「うん。言ったよ」
「あれって、本当だったの?」
その質問に私は頷く。
しっかりと結の目を見て、嘘はついていないと思い込ませる。
つい視線を外してしまいそうになるけれど、結の鼻先辺りを見つめることでどうにか回避できた。
「そっか……」
結の顔が歪む。
今にも泣き出してしまいそうだ。
「じゃあ、私に水をかけたのも、弥生だったのかも」



