「はあ……」


学校が終わり、芙実とチェーンの有名カフェで新作のフラペチーノを購入し、席に座ってから画面を見つめて思わず漏れたため息。


先程、ピコン、と可愛らしい電子音が鳴り、スマホを見ると、

【なあ、会いたい】

と、だけメッセージが来ていた。



「誰から?」



そんなわたしを不思議そうに見つめながら画面を覗き見た芙実。



「あー、前言ってた助けてもらった人?」


「うん」


「すっごい。毎日メッセージ来てるじゃん」



わたしの画面に表示されている一方的に送られてきているメッセージを見て、芙実は、ビックリした様子でははっと笑った。