Angel&Devil



わたしが卒業するまであと1年程。


わたしはなるべく施設に帰りたくない。
と言っても帰る場所もないから帰るんだけどね。


ウイーン、と自動ドアが開き人が入ってくるのが見えた。

さあ、考え事してないで働こう。



「いらっしゃいませ。何名様でしょうか?」



バイト先であるファミレスはピークを過ぎ、手が空く時間になった頃にカラフルな髪の毛をしたわたしと同じくらいの男の子たちが入ってきた。



「3人で」


「お席までご案内いたします」



そう言って、慣れた手つきでお水の入ったコップを3つお盆に乗せて席まで案内する。