わたしってば、なんであんなこと言っちゃったんだろう。
昼間の自分に言ってやりたい。
夜になっても柊磨は引いてくれないよって。
「綺麗だね。星も夜景も」
「誤魔化すなって」
「もう!柊磨のことがすっごい好きだって話してたの!こんなの言わせないでよ!」
なかなか引かない彼にもうどうにでもなれと思って言葉をぶつけた。
「なんか言って……んんっ……」
何も言わない柊磨に、何か言ってよと言おうとしたら唇を塞がれた。
幸い、今はここに誰もいなかったことが救いだ。
「はあ、ほんと可愛すぎて困る」
その言葉と共に手を引かれて連れてこられたのは先程いた場所から少し離れた場所で、そこには展望台があり、展望台を進んだ先に紐を引っ張ると鳴る小さな鐘があった。



