信じて待ってるって言ったって何年も連絡がなかったら不安にもなるだろうし、諦めたくだってなるだろう。
「でも諦めずに待っててよかった。理希くんも昔みたいに笑ってたし、二人も仲直りしたし。全部珠莉ちゃんのおかげだよ」
「いや、わたしは何も……」
一人で道に迷っていた理希くんを諦めずに待っていた亜須香さんと諦めずに理希くんを想い続けた二人が起こした結果なんだから。
ぽっとでのわたしには何もできなかった。
できたのなんて二人の背中を押すことくらいだった。
「ううん。さっき珠莉ちゃんの隣にいたときの柊ちゃん、わたしが見てきた中で一番幸せそうに笑ってた」
「亜須香さん……」



