「好きだよ、理希……っ」
二人は互いに涙を流しながらも空白の数年間を埋めるように再び抱き合った。
「ほんとよかったね」
「ああ。やっとだな」
柊磨は二人のことを満足そうな表情で見守っている。
ずっと、想いあってきた二人を見てきたんだもんね。
出会ってすぐのわたしですら感動的に思えるのだから柊磨にとってはもっと心にグッとくるんだろうな。
◆
「お恥ずかしいところをお見せしてすみません……」
わたしたちは二人が落ち着いてから待ち合わせ場所だったカフェに入った。
あれから二人はわたしたちがいることをすっかり忘れていたらしく、気づいた途端に体を離して恥ずかしそうに笑った。



