きゃあー!
人の告白で興奮しちゃうなんて趣味が悪いかもしれないけど、これは誰でもニヤニヤと頬が緩んでしまうと思うから許してほしい。
隣にいる柊磨も口元に手を当ててこの展開に驚いている。
「すげー待たせちまったし、傷つけちまったけど……俺じゃダメかな?」
二人の身体が離れて、そっと見つめ合っている。
えっと……これわたしたちはこのままここにいてもいいのかな?
「……ほんと待ちくたびれたよ。でも理希こそいいの?わたしこんな傷もあるし……見るたびに思い出しちゃうんじゃ……」
そう言いながら亜須香さんは俯きながら額の大きな傷に手を当てた。
「亜須香が俺を助けようとしてくれて負った傷だろ?それを見ても今度は俺が守ってやりたいって思うよ。それにどんなお前でも亜須香は亜須香だから」



