Angel&Devil



わたしは人に興味があって来たわけじゃない。

彼氏が欲しくてきたわけでもない。

ただ、時間を潰せて、お金も払わなくていいところにきただけ。
わたしは一度会ったことのある彼の前が空いていたのでそこに腰を下ろした。



「はい、じゃあ自己紹介からしていこーぜ!俺は大志(たいし)。17歳。よろしくな!」



ムードーメーカー的な青い髪の彼……大志が楽しそうに言った。



「俺は優大(ゆうだい)!コイツらとは同い年で学校が一緒なんだ」



わたしが会ったことのある彼は優大というらしい。
なんかそんな名前だった気がするな、と少し思い出した気がする。



「ほら、次はお前の番だって」



大志がグレーアッシュの彼の肩を叩く。

彼はスマホをみていたようで、スマホの画面を落とすとわたしたちの顔を一度みてから口を開いた。



(つかさ)



たった一言だけいうと、またスマホに視線を移した。