ほんとに病院には急いでいかないと。
わたしを庇ってくれた時に怪我をしてるし。
「そんなに急がなくったって大丈夫だって」
「何かあったらどうするの!」
「珠莉に看病してもらおうかな」
「調子のいいことばっかり言わな……い……で」
顔を見て文句を言ってやろうと後ろを向いた瞬間、わたしの体はぽすっと柊磨の腕の中に収まった。
「……珠莉、ありがと」
「何もしてないよ」
「珠莉が一緒に飛ぼうって言ってくれて嬉しかった」
「うん」
「……俺を救ってくれて、ありがとう」
わたしの頭までそっと抱え込んで、苦しいくらいわたしのことを抱きしめてくる。



