「これくらい、いいでしょ」
「ダーメ」
そのままわたしの手を自分の頬まで持っていき、そっと添えた。
「な、なにしてんの」
「珠莉に触れていいのも、珠莉が触れていいのも俺だけだろ?」
「なっ……!」
弟の前でもこんなことが言えるからこの男には一生勝てない。
みるみるうちに顔が熱くなって、体温が上昇していく。
こんな不意打ちズルいよ。
「柊兄、ほんと珠莉さんのこと好きだな。みんなの言うとおりだ」
そんなわたしたちをみて理希くんが肩を揺らしながら、クスクスと笑ってるけど、笑い声じゃないからね!?
わたしは毎回、ドキドキさせられてこんなんじゃ心臓がもたないんだってば!
「うん、一番好きだ」
「あー!もう!わかったから早く病院行くよ!」
このままじゃ、わたしの心臓は爆発してしまうので柊磨の手を引いてみんなの輪から離れた。



