「許すも何も、俺こそごめんな。お前の為になんもしてやれなくて。辛い思いも寂しい思いもさせてごめん」
「しゅう、にい……っ。俺を、守ってくれて……救ってくれて……ありがとうっ」
「……お前を守るって約束したからな」
兄弟の仲直りの熱い抱擁があまりに感動的でみんな瞳にうるうると涙を溜めて必死に涙を堪えている。
みんな、きっとこの日が来ることを待ちわびていたんだろう。
本当によかった。
「亜須香にも会いに行こう」
「……許してくれるかな?」
「大丈夫だ。むしろ早く迎えに行ってやんねえとアイツまたうるせえだろ」
「確かに。想像できるな」
穏やかに笑い合うふたりに唇を噛み締めたけど我慢できなくて涙が零れ落ちた。
二人ともいい笑顔だなあ。
誰もが望んでいた笑顔なのだろう。



