「いなくなんねえから。そんな心配そうな顔すんな」
「だって……」
明日、どうなるかわからない。
後堂は非道なやつだから何をしてくるかもわからないし、危険すぎる場所に行くのだから心配するのも当たり前だ。
「お前は俺に愛される覚悟だけしてろ」
とろけるような笑顔と甘すぎる言葉にキュンと胸を高鳴らせていると、柊磨の端正な顔が近づいてきて、そっと目を閉じると唇にあたたかいものが触れ、
「んんっ……」
自分でも疑いたくなるほど甘い声が漏れた。
まだ心配や不安は消えたわけじゃないけど柊磨の言葉を聞くといつも大丈夫だと思えてしまうから不思議だ。
触れるだけだったキスがどんどん啄むように深くなっていき、頭がぼーっとしてくる。
柊磨の手がわたしの後頭部に添えられてそのままゆっくりとソファに押し倒され、驚きで思わず目を開けると視界が柊磨でいっぱいになる。



