今はもう部屋着に着替えているけど、柊磨の特攻服姿は全てが様になっていて、ムカつくらいかっこよかった。
「惚れた?」
おどけたように笑って聞いてくる。
「もう惚れてますよーだ」
そう言いながら柊磨の頬をむにっと摘まむ。
「珠莉ちゃんは俺にベタ惚れだもんな」
にやりと笑う柊磨にムカついて頬を摘まむ力を強めた。
「いててて……!やめろよ」
「自信満々なのがムカつくから」
「なんつー理由だよ」
わたしが柊磨の頬から手を離すと、彼は自分の頬をさすっている。
だって、わたしばっかり好きみたいじゃん?
いや、実際にそうなんですけど。
「うるさい」
「ふっ……拗ねんなよ」
子供のように唇をぴゅと尖らせて膨れていると、目を細めながらわたしの頭を撫でてくれる。
「拗ねてない!」
「案外、俺の方が珠莉にベタ惚れかもよ」
ちゅ、と短いリップ音と共に尖らせていた唇にキスを落とした。



