「ありがとう。可愛いからって惚れんなよ」
くぅ……。
そんな恥ずかしいセリフがよく言えるよね。
わたしは恥ずかしさでいっぱいでみんなに頭を下げるので精一杯だった。
「はいはい、惚気はその辺にして本題に入ろう」
「そうだな」
優大の言葉に柊磨が頷いて一歩前へと出た。
わたしは先程柊磨にコソッと「ここにいろ」と言われたので今度は台の隅っこに立っている。
「今日、お前らに集まってもらったのは他でもない。Blood Sharkとやり合う日が決まったからだ」
柊磨のその言葉にみんなが息を吞んだ。
みんな、Red Devilができた経緯を知っているそうだから、これが総長の柊磨にとってどんなことを意味するものかわかっているのだろう。
「日時は連絡したから知ってるだろうけど、明日の19時。場所は……南町の倉庫だ」
南町の倉庫……。
施設からそう遠くはない場所だ。
でも、わたしが行くって言ったらきっと柊磨は怒るんだろうな。



