「よー、お前ら。元気だったか?」
にこやかに彼らに笑顔を向けた柊磨。
その笑顔は本当に彼らのことを大事に思っていることが伝わってきた。
きっかけは弟さんの為だったのかもしれないけど、今はもう立派な総長で、仲間を大事にしているんだ。
ちなみに副総長は優大らしい。
意外にもじゃんけんで決まったというから面白い。
しかも大志は副総長になりたかったらしく、本気で悔しがっていたらしい。
わたしもその時の大志、見てみたかったなあ。
「総長こそ、お元気で何よりです!」
さっき、部屋までわたしたちを呼びに来た男の子が言った。
「さんきゅ。んじゃあ、まあ始めるか」
そう言うと、倉庫の隅っこで立っていたわたしのほうに柊磨がスタスタと歩いてきた。
え……!?なに!?
まさか、紹介するつもり!?
こんな大勢の前でなんて無理無理!!
わたしは無理の意味も込めて胸の前で必死に腕をクロスさせて×印を作り、首を振る。



