「大志にはあって俺にはねえの?」
「いや、もちろん柊磨にもあるけど恥ずかしいっていうか……」
え!?もしかしてさっき大志のこと褒めたことに拗ねてるの!?
大志は友達だし、柊磨に伝えるのとは全然わけが違うんだって。
「ん-、なに?」
意地悪な笑顔を浮かべながらわたしを見つめてくる。
うぅ……これ言わなきゃダメなやつだ。
どうしよ、恥ずかしい。
「あ、ありすぎてわかんない」
柊磨のいいところなんてありすぎて、一つに絞れないよ。
「なんだそれ」
「じ、自慢の彼氏ってこと!」
うん、これは間違いない。
自慢できるところなんて一つもないわたしだけど、柊磨の彼女ってことだけは自慢できる。
「はー、ほらもう柊磨が照れちゃってる」
「他でやってよ」
「俺、褒められてたのに!」
他の3人がわたしたちを呆れたように、でも優しい眼差しで見つめてくれている。



