『うん。待ってて。時間かかるかもしんねえけど。もし理希以外に好きな人ができたならそれはそれでお前の気持ちを優先しろよ』
『わかってる。もちろん、柊ちゃんも幸せになってね。わたしのことは気にしないで、彼女ができたらいつかわたしにも紹介してよね』
にっこりと微笑んだ彼女の目は切なげに揺れていた。
『気が向いたらな』
『もう素直じゃないんだから!』
プーっと口を膨らませて怒っている。
相変わらず、元気なフリをするのが上手い。
『……元気でね、柊ちゃん。……理希を救ってあげて』
一度、視線をベッドに落としたあとすぐにこちらに視線を向けて泣きそうに顔を歪めながら無理やりに笑った彼女。



