亜須香が受けた苦痛はこんなもんじゃない。
許せない、許さない。
『もう、わかった……っ。わるかったか……ら……』
俺の下で謝罪の言葉を述べて懇願してくる後堂。
悪かった?
そんな言葉で、はいそうですかって許せるわけがない。
『おい、柊磨!もうやめろ!このままじゃコイツ死んじまう!』
優大、大志、司が3人がかりで俺の動きを止める。
『離せよ……っ!俺はコイツを許さねえ……ぶっ殺す』
『まだ亜須香ちゃんは息してるから!死んでねえから!お前がコイツのこと殺して人生めちゃくちゃになるほうが亜須香ちゃん、悲しむって……!』
――――柊ちゃん!
いつも明るい笑顔を俺に向けてくれていた亜須香。
そんなアイツの悲しむ顔なんて見たくない。
ふっと体の力が抜けて、膝から崩れ落ちた。
どうしてこんなことになっちまったんだろう。
しばらくして救急車が来て、亜須香は大きな病院へ運ばれて、後堂と亜須香に鉄パイプを落とした奴らは警察へと連行された。



