『わりぃ。理希が大変なことになってるって亜須香から連絡あったから行くわ』
この穴埋めはどっかで、と思っていたら
『俺たちも行く。人では多い方がいいだろ』
なんて、断るのは許さないみたいに3人も着いてきてくれた。
話が聞こえていたのかもしれない。
今から危険な場所に向かおうと思っていることも3人にはバレていたのかも。
『亜須香……っ!』
俺たちが倉庫に着いた頃、亜須香は一人で倉庫の近くでバレないように中を除きながら座っていた。
『柊ちゃん!みんな!』
『よかった、無事で。ここは危険だから俺が中に入って事情を聞いてくる。お前はもう帰れ』
『そんなのできないよ……!わたしも行く!』
『ダメだ。お前を危険な目には遭わせたくない』
じっ、と彼女を見つめていると観念したようにコクリ、と頷いた。
俺たちが倉庫の中に入るとそこには奴らのトップであった後堂がいて、後堂の後ろには感情の読めない無表情で立っている理希がいた。



