それは突然だった。
その日は学校も休みで仲良くなった優大、大志、司と4人で近所のショッピングモールへ向かっていた時に亜須香から電話がかかってきた。
『柊ちゃん!大変!理希が悪いことで有名な暴走族に入ったみたい……!どうしよう。わたし……抜けさせなきゃ……!』
俺はその言葉に足を止めた。
他の3人は突然足を止めた俺を不思議そうに俺を見ていた。
そんな悪いチームに入ったら理希はどうなるんだ……?
どうしてそんなことになってしまったんだ。
言いたいことは山ほどあったけど、今は混乱している亜須香と合流することが最優先だ。
『落ち着け、亜須香。抜けさせるっつっても危険すぎる。お前いまどこにいる?俺もそっちに行くから待ってろ』
『今は理希のあとを追いかけてきたから4丁目の青い屋根の倉庫みたいなところの近くにいる』
『わかった。今から行くからそこから動くなよ』
それだけ言うと電話を切ってスマホをポケットにしまう。



