「へ……?」
突然のことに口から思わずマヌケな声が漏れた。
今、何が起こったの……?
「うん、甘い」
当の本人はけろりとしている。
「な、なんで……っ」
「クリームついてたから」
いや、だからって舐めないでよ!
そんな当たり前みたいな顔しないで!
「ビックリするからやめ……」
まだ話しているのに、わたしの手首を掴んでそのまま手に持っていたクレープに顔を近づけてガブリと一口食べた。
「確かに美味しいな」
もぐもぐと食べているけど、わたしの心臓は爆発寸前だ。
さっきからずっとドキドキされられていてこんなのもう心臓がいくつあっても足りないよ。



