クレープとかいいなあ。
キャラクターのミニドーナツセットもある!
でも、チュロスも捨てがたい。
並んでいる間に注文するものを決めておこうとキッチンカーの前で看板と睨めっこをしている。
「すみません、ミニドーナツセットとイチゴカスタードブラウニーのクレープを1つずつください」
「かしこまりました~!」
結局、わたしはドーナツセットとクレープを買った。
そういえば柊磨の好み聞いてくるの忘れちゃったけど、大丈夫かな?
ドーナツは味がチョコ、カスタード、イチゴホイップ、抹茶の4種類があるからどれか好きなのを食べてもらおう。
あとで写真も撮ろうっと。
もう柊磨は買い終わってるかな?なんて思いながら待ち合わせの場所に向かうと、一人の男性が2組の女性たちに声をかけられていた。
あ、柊磨だ……。
あんな綺麗な深い赤をしている人は彼しかいない。
「ねえー、お兄さん一緒に遊ぼうよ!」
「まじでかっこいいね~!連絡先交換しよ」
「いや、彼女と来てるんで」
「別にいいじゃん~~!」
真顔で断っている柊磨にぐいぐいと詰め寄っている女性たち。
わたしが他も男の子にとか言う前に自分の心配しなよ。
柊磨は自分がどれだけ整っていてかっこいいかを自覚してないから。



