「俺には似合わねえよ」
「いーや、似合うね。強制だから!」
わたしだって、モフモフ柊磨くんが見たい。
絶対に可愛い。
柊磨は綺麗な顔立ちだけど、大きなぱっちり二重は時折可愛い印象を感じさせるから絶対に似合う。断言できる。
「まあ、珠莉が喜ぶならいっか」
「うん!」
今日のわたしたちが選んだカチューシャは先程柊磨が気に入っていた復刻デザインで、わたしもそれと同じ種類のチェックのリボンのついたデザインにした。
パーク内を再び歩いているけど、わたしの手と彼の手は当たり前かのように繋がれている。
幸せだなあ、と思わず頬が緩む。
これも全部、柊磨がわたしにめげずにアタックし続けてくれて、大きすぎる愛で包んでくれたからだよね。
幸せを諦めていたわたしが勇気を出せたのは紛れもなく隣にいる彼のおかげだ。
「珠莉、こっち向いて」
名前を呼ばれてそちらに視線を向けるとカシャッとシャッター音がした。
「え!?」
「記念すべき1枚目の珠莉の写真」
そう言いながら満面の笑みを浮かべてわたしに撮りたてほやほやの写真を見せてくる。



