あの時のわたしはきっとどうにかしてたんだろうな。
あと暗かったし。
今日は最初からテーマパークに行く予定だったから白いTシャツに淡い色のデニムに白のスニーカーというシンプルな服装で来たのはいいけど、それがほぼ全く柊磨と同じ服装だったのだ。
それぞれのアイテムのブランドやメーカーは違うけど、色合いは同じなので遠くから見たらペアルックに見える。
こんなことってある……!?
なんか合わせたみたいじゃん……!?
ちなみに今日は柊磨の希望もあって、ウィッグもカラコンもしていない。
「ふーん。今日は髪の毛巻いてるのか、可愛い」
「アリガトウゴザイマス」
照れくさくてカタコトになってしまう。
動画サイトで髪の毛の巻き方を調べて、一生懸命練習したんです、とは口が裂けても言えない。
ついでにメイクも芙実と一緒にワーワー言いながら頑張りました。
「ははっ、なんでカタコト」
「き、緊張で」
「俺とのデートで緊張してくれてるなんて嬉しいなあ」
ニコニコと満足そうに微笑みながら、いつの間にか手を取られ、しっかりと恋人繋ぎで歩いていた。



