でも、似合ってるなあ。
きっと学校でもモテモテなんだろうなあ。
合コンでもみんな目がハートになってたし。
まあ、こんなにかっこいいのにモテないわけがないか。
こんな人が自分の彼氏だなんて未だに信じられない。
「俺だけ見ててって言ったけど今度は見すぎ」
そんな言葉と共に視線がわたしのほうへ向けられ、照れくさそうに笑った。
「あ、ごめん。メガネかけてると思ったら見ちゃってた」
「ん?あ、そっか。珠莉は見たことなかったっけ。俺いつもはコンタクトなんだけど今日は勉強するってわかってたからメガネにした」
「そうなんだ」
「似合ってる?」
にやり、と悪戯っぽく笑った柊磨。
「……惚れなおしちゃうくらいにはね」
ボソッと聞こえるか聞こえないくらいの声で呟いて、恥ずかしくなってそのまま問題を解き始めた。
すると、彼の持っていたシャーペンの芯がバキッと折れて「なあ、キスしたくなるから無意識に煽んのやめろ」という小さな声が耳元で聞こえてきて、ぼわっと顔が熱くなる。



