「俺はお前のそのきらきら綺麗に輝く金髪も、澄んだ海みたいな青い目も、すごく好きだ。それにこれはお前にしかないもので他の子じゃ無理だ」
そう言って、心底愛おしいという表情を浮かべてわたしの金色にそっと優しいキスを落とす。
「わたしと一緒だと幸せになれないよ」
君は何も知らないからそう言えるんだよ。
「もし、仮にそうだとしても俺はお前といたいし、お前が俺のそばにいるなら幸せなんかどうでもいい」
「……」
中々、引いてくれない彼の予想外の言動に次の言葉が出てこなくて押し黙る。
「そもそもお前が幸せになる未来はどこにあるんだよ」
どんなに冷たい言葉で突き放しても、返ってくるのはわたしに向けられた温かくて、深い愛の言葉だけだった。
そして、こんなわたしが幸せになることを願っている。
「わたしが幸せになれる未来なんてどこにもないよ」
そもそも、生まれてきた時点でわたしの人生はある程度決まっていたのだから。
神様に嫌われてしまったわたしに明るい未来なんて訪れない。
そんなものはもう随分と昔に諦めた。
「そんなわけねえだろ」
彼の力強い言葉にゆっくりと首を左右に振った。
もうダメだ。
全部、話してしまおう。



